令和元年12月7日 2000年変わらない日本人
でも、50年後はどうだろう
こういう幕末から明治初期の写真を見ると、いつも思うのは、
現代の日本人も昔の日本人も同じなんだな、ということ。
この彼に、今風の服を着せたら、そこらへんにいる今どきの若いもんと全く同じになるでしょう。
歴史とかにあまり興味が無い人は、漠然と、時代とともに人間も進歩いている様に思ってしまう事が有るけれど、
今の人も昔の人も同じなんですね。
ただ、ひとつ重大な事は、人間は昔の人のほうがかなり優れていたということ。
個人的には、縄文時代とかも、今と全く同じ様な人たちが、同じ様に会話して生きていたのだろうと思ったりします。
言葉や語彙、知識の違いはあれど、基本的には同じ日本人なのだなあといつも感じます。
約2000年くらい前に書かれた「魏志」「倭人伝」には、倭人は盗みはせず、争いごとを好まないと書かれている。
幕末頃に来日した欧米人たちは、日本の町の清潔さ、人々の誠実さに驚いている。
そして今、年間4000万人に迫る外国人観光客たちは、町の清潔さ、治安の良さ、日本人の誠実さに驚いている。
日本人は2000年のあいだ、ずっと変わっていないのだなあと、驚くとともに少し嬉しくなる。
古事記なんかを読むと、これを書いた人はものすごく教養が有る人だなあと強く感じたりします。
日本人は今も昔も基本的に同じ、だけど、昔の人のほうが能力などはかなり優れていたと、確信します。
現代人は、なんとなく、人間も時代とともに進歩している様に思いがちだが、
それは技術などの進歩が有るだけで、人間自体は確実に退化しているのだと思う。
良く、ニュースなどで体罰の事が報じられるけれど、それを見ていつも思うのは、
時代が進むにつれて人間がダメになっていくのはどう考えたら良いのだろう、ということだ。
昔の人は親や先生に殴られても我慢できた。なぜ我慢できたかというと、自分が悪かったから殴られたのだと思うからではないだろうか。
自分は悪くないと思っていたら、殴られたら我慢できないだろう。
これって、時代とともに人間がダメになっているのではないのだろうか。
そこんところをどう考えたらいいんでしょう。
体罰を禁止するのは構わないが、人間がダメになっていくことについて、どう考えたら良いのか教えてほしい。
現代の日本人は、日本は先進国でございます、とのほほんと生きているが、こうやって先進国として暮らせているのは誰のおかげなのか。
現代の日本人が偉いわけではなく、昔頑張った人たちのおかげです。
今、毎年日本人がノーベル賞を受賞しているけれど、受賞している人たちは、みんな昔、がむしゃらに頑張った時代の人たちだ。
今後、今の日本人がノーベル賞なんか取れるんだろうか、、、、。
明治に世界デビューしてから、瞬く間に日本を世界の大国のうちのひとつにした、昔の人の能力の高さは、とうてい現代の日本人にはまねができないのではないだろうか。
50年後、日本に来る外国人観光客が、日本の清潔さや治安の良さや誠実さに驚くのだろうか。
ちょっと心配になる。
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