かわいひでとし日記


 

2017.12.11       日本の魅力        享受と消費しかしない我々

 

自分は日本文化フェチだ。
なんだかわからんが日本文化が好きでたまらない。

日本の事ならなんでも好きなのだ。
日本史は面白いし、歌舞伎や落語が大好きだし、精神文化も好きだし、食べ物も。
良く見かける、日本かぶれの外国人とまるで同じだと思う。
そういう外国人を見るのも楽しくて仕方が無い。



サッカー日本代表の監督を勤めたオシムさん。
オシムさんがユーゴスラビア代表のサッカー選手として、東京オリンピック(1964年)に参加した時の事を語っていた。
東京の街は、まるで未来都市の様に見えたのだそうだ。
たしかに、ビルの間を高速道路が走っているのだからそうだったのだろうね。

オリンピック委員会は選手一人に1台自転車を貸してくれたのだそうだ。
それに乗って東京の郊外まで行ってみた時、農家のおじさんが梨をくれたのだけれど、どうして見ず知らずの自分に梨をくれるのだろうと思ったのだとか、、。

サッカーでは日本とも試合をしたそうだ。その時日本チームには川渕三郎さんがいたのだとか。

帰国してから友達に、日本は凄いぞ、と毎日のように話をして呆れられたのだそうだ。

そのオシムさんがジェフ千葉の監督になって日本で暮らした数年間。
行きつけの魚屋さんが有って、刺身を買って家に帰り、刺身で酒を飲みながらテレビで相撲を見るのが楽しかったとか。
自国にいた時は、まさか自分が生の魚を食べる様になるとは夢にも思わなかったと言っていた。

確かに、夕方ゆっくりしながらテレビで相撲を見るのは、時間がゆっくり流れて本当に至福の時なんだよね、、、。

ジェフ千葉の試合中、監督がベンチからいなくなったことがあった。
どこへ行ってたんですかと聞かれて、琴欧州と朝青龍の優勝決定戦が気になってテレビを見にいっていたと言った事が有りました。

そういえば、やはりサッカー日本代表の監督をしたザックさん。
最初に来日した時に、日本人が何でもきちんとやる人達だという事は町並みを見れば解ります、と言っていた。

ざるそばが大好きになってしまったトルシエは、監督退任後も日本のサッカーと関りを持っていた。

ジーコは15年も日本に住んでいたのだものなぁ、、、、。


こうして外国人が日本を好きになってくれるのは一体、誰のお陰だろう。
それは自分たちではないのだ。
先輩たち、ご先祖様たちが頑張ったからなのだとつくづく思う。
我々は一体何をしたのだろうか。
ただただ享受し、消費しているにすぎないのではないのだろうか。

と、いつもいつも、先輩たちへの畏敬とともにそう思うのだ。

今の世の中を見ていると、「儲かる」か「儲からない」かだけで動いている様に思えてとても残念な気持ちになる。

 
 


 

 


 


コメントなどはツイッターやメールでお願いします

Tweet to @kawaihidetoshi  

@kawaihidetoshi をフォロー

 

日記のトップへ戻る

かわいひでとしホームページ