令和3年11月5日 ブックマークしない人々 囲い込まれた人々 |
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長年パソコンを使って来た人ならば、 これはまた見たいと思ったページをブックマークする習慣がまだ有るのではないだろうか。 しかし、スマホ全盛になってからはブックマークをする人も少なくなり、 SNSで流れてきたら見る、広告を見たら見る、 という刹那的で閉鎖的な行動になっているのではないだろうか。 刹那的で閉鎖的、というのは、その時流れてきたものだけを見る、 プラットフォームなどに囲い込まれたものだけを見る、という行動だ。 有名ではなくても、人気が無くても、内容が優れている、自分に合っているという ページを自分でブックマークして見る、という事が必要なのではないだろうか。 プラットフォームや携帯会社に囲い込まれて、その手の中だけで泳いでしまっているのはどうかと思うのだ。 スマホの、例えばグーグルクロームなどのブラウザでも、ブックマーク機能は一応有る。 ただ、パソコンの様に使い勝手は良くない。 また、検索結果のページも上の方は全て広告であって、純粋な検索結果は下にスクロールしないと見られない。 スマホの様に1ページの表示件数が少ないと、最初に表示される検索結果は全て広告になってしまう場合も多い。 プラットフォームに囲い込まれている、と言えば、SNSもそうだ。 決まった形式で、広告料を払ったものや人気のあるものが上位表示される。 また、自分で表現したい様にはできず、決まった形式の中だけで投稿する事になる。 さらに、SNSでは「いいね」やフォロワー数を気にしてしまって、 一体何のためにやっているのかわからない状態になっている人も多い。 商売でやっていて売り上げを上げようと思っているなら良いが、 そうでないなら何のための発信なのか、根本から考え直す必要が有る。 人間は2000人が限界だと言われる。 知り合いが2000人。かろうじて顔を覚えている、名前を憶えている、という限界。 ただ、それに何の意味が有るのだろうか。 何千何万もフォロワーを増やすより、 一人でも価値観が同じで深く仲良くなれる友人を見つけたほうが遥かに良いではないだろうか。 自分はパソコンを使う様になって30年ほど経つが、当時の若者の多くは、 パソコンで自分のホームページを手作りしていたものだった。 なので、自分なりの形式、表現方法で発信が出来ていた。 また、ブログの様なサービスも、結局はその会社に囲い込まれる事になるし、 ある日突然、 「長い間ご利用頂きましたが、〇月〇日をもってサービスを終了する事になりました」と告知され、 どこかに引っ越さなくてはならなくなったりする。 自分で手作りしていれば、サーバーさえ借りておけば自由に作る事が出来る。 今はスマホで囲い込まれ、昔の人は良くやっていた「ネットサーフィン」という事もしなくなっている様だ。 ネットサーフィンをすると、思わぬ情報に触れて感銘を受ける事も多いものだ。 ネットを使いこなしているようで、実は完全に囲い込まれて手のひらの中で泳いでいるだけ、 というのはちょっと心もとないと思う。 少し根気よく勉強して、自前でホームページを作って発信したり、 既存のSNSと連携して自由に広い海を泳ぎ回ったらどうだろうか。 ホームページを持とう メールができない若者 基本部分の欠落 リテラシー格差? |
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