自分はあれをあまり良いと思った事が有りません。
そもそも何をもってマッチするのでしょう。
色々な「項目」が合うとマッチする、というのはあまりにも単純すぎます。
「映画が好き」にチェックした人同士がマッチしたところで、
ホラー映画が好きな人と恋愛映画が好きな人では随分違います。
というのは例ですが、これと同じくらい
テキトウで大雑把な項目が設定されているのを目にします。
人間同士、結局は実際に会って同じ時間を過ごして見ないと解りません。
そして、画像を見て判断するのもなんだかなあと思います。
静止画像って、実物とは随分違うものです。
静止画像を見てなんとも思わずピンとこない人でも、
実際にその人と会って時間を過ごしてみると、なんだかいいな、あの人、
と思う事はいくらでも有ります。
その逆も有ります。
自分の座っている隣の席に座ってくれる人を探す、というのは、
人間同士の繋がりとして、かなり変な事です。
自分の隣の、空席のその椅子はどんな椅子なのでしょうか。
身体が大きい人が座れる大きな椅子なのか、
体重が重いと壊れてしまう椅子なのか、
自分で勝手にその椅子のカタチを決めて、そこにすっぽり入る人だけを探す、
というのは本来の人間同士の繋がりではないのではないでしょうか。
ましてや、年収がいくら以上、身長がいくら以上、などと決めるのはもう、
論外なのではないでしょうか。
そして、誰を探しているのかはっきりさせる必要も有ります。
「ヤリタイ」のか「恋する」のか「友情で結ばれる」のか。
結婚相手を探すなら「友情」なのではないでしょうか。
「恋愛」から結婚してもなぁ、、、離婚するだろうなぁ、と思います。
だから、「ヤリタイ」なんてのは、一番正直で良いと思います。
相手にもはっきり「ヤリタイ」のだと言ったら良いと思います。
「ヤリタイ」けど「結婚」は考えていない、とかはっきりしましょう。
といっても、これも不思議な事です。
最初から目的を設定して、この椅子のカタチに合う人だけを探す、
というのはやっぱり変な事です。
一緒に時間を過ごしてみてから、この人と結婚したいな、とか
この人とヤリタイな、とか思うのが順序ではないでしょうか。
愛情というものは種類とランクが有ると思います。
最高峰の愛情は親友同士の友情であったり、肉親を愛する気持ちであったり、
時間が経っても色あせない最高ランクではないでしょうか。
恋愛というものは、心の振れ幅は大きいものの、
時間とともに薄れてゆくものではないでしょうか。
その薄れてゆく過程で、もっとランクの高い愛情、
友情などに置き換わってゆくことが出来れば素晴らしいと思います。
時間が経っても色あせない、損得勘定も私利私欲も無い、
無垢の愛情が持てる人を探せれば良いですね。
その為には、効率を求めるのではなく、
一人ひとり真摯に向き合ってゆく必要が有ると思います。
嘘を言ったり駆け引きをしたりしない純粋な愛情を得る為には、
自分も無垢である必要が有ると思います。
人間の出会いや結ばれ方はどうしても、
実際に会って同じ時間を過ごさなければなりません。
一覧表から選ぶようなやり方、「効率の良い」やり方では
本当に愛情を持って付き合える人など見つからないのではないでしょうか。
マッチングアプリでとりあえず出会ってみて、
実際に会ってみてから判断すれば良い、という考えも有るでしょうが、
実際にはそうする事でどんどん大雑把になってしまいます。
この人に会いました、あまり合いそうもないからダメ、じゃ、次、
とやっていてはやっぱり大切なものを見逃してしまうと思います。
なので、学校とか職場とかでいつも会っていて、いつも同じ時間を過ごしている人、
そういう人の中からだんだん好きになっていく、
というのはかなり理想に近いと思います。
職場に運命の人が居るのに、
スマホの画面だけ見ていてその人に気づかない、なんてもったいないですね。
ちょっと考えを整理して、もう少し素朴に、出会いを見つけて見たらどうでしょうか。
静止画像を見てもあまりピンとこない人でも、最初の内はとっつきにくい人でも、
趣味が合わない人でも、同じ時間を過ごす事でかけがえのない人になる可能性が有ります。
そして、自分にピッタリ合う人を探す、というのではなく、自分も歩み寄らないと、
人間同士のお付き合いは出来ないのだと思います。
美女、イケメン
心がきれいな人々
人とつきあうということなんだね
死がふたりを分かつまで
「ホモかも」
