腸腰筋(ちょうようきん)をトレーニングしているでしょうか。
腸腰筋は背骨から始まって身体の中を下に向かって斜めに伸びて、
大腿骨の上部にくっついている筋肉です。
なので殆どは体の中に隠れていて、触れるのは脚の付け根あたりだけです。
腸腰筋は大腿骨を挙げる動きをする筋肉です。
階段などの段差を昇る、蹴る動作をする、大股に歩く、など、
膝を挙げる動作をする時に使います。
だんだん歳をとって来ると、歩いているときにけつまずいて転んでしまったりする様になってきます。
これは足が上がっていないからですよね。
腸腰筋で脚を持ち上げたり、前脛骨筋でつま先を挙げたりしないと蹴躓いてしまいます。
サッカー、キックボクシング、バレエやダンスなどをやっている人は、
この筋肉を良く使うのですが、多くの人はあまり鍛えていないのではないでしょうか。
年齢が進んで来ると、なんかこのごろ、良く転ぶ、又は転びそうになるなあ、ということになります。
そうなってから鍛え始めてもなかなか効果は出にくいので、
若いうちから脚を挙げる動作をやって腸腰筋を鍛えておきましょう。
エアロビクス、特に、走るハイインパクトエアロビクスでは、腸腰筋をとても良く使います。
ニーアップとかハイキックとか、キツい動きをするエアロビクスだと凄く使います。
エアロビクスは、それだけでなく、普段あまり使わない中殿筋や内転筋もとても良く使います。
横移動の動きが多いからです。
メンズエアロサークルでは、
スポーツクラブではやらないハイインパクトエアロビクスを行っていて、
ニーアップ、ミドルキックなども非常に多く行っています。
運動時以外にも普段から、階段を昇る、大股に歩く、という事を意識的にやっていると良いと思います。
歩く時は、ウイスキーの「ジョニーウォーカー」の絵みたいに大股に歩きましょう。
年取ってからけつまずいて転んで頭を打って大怪我をする、なんて事にならない様に、
若いうちから鍛えておきましょう。
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