フォトアルバム
アントワーヌ・ド・サン テグジュペリ
サン テグジュペリは、職業パイロットでした。
まだ飛行機というものが、高い信頼性を持っていなかった時代、
フランスから南米へ、郵便物を運ぶ飛行機で空を飛んでいました。
何度か砂漠に不時着する事故に遭い、また、
事故で同僚を亡くす経験もしました。
リビア砂漠に不時着した時には、
数日間砂漠をさまよう経験もしました。
そんな体験を元に、小説に書く様になりました。
堀口大學さんの名訳が印象的な新潮文庫版。
星の王子様は世界中で愛されました。
サン テグジュペリが自ら描いた美しい挿絵が印象的です。
ね、この絵、怖いでしょう?
帽子がどうして怖いものか。
これは帽子じゃなくて、ウワバミが象を飲み込んだ絵なんだ。
サン テグジュペリは第2次世界大戦中は空軍に所属し、
自ら希望して前線での偵察飛行に出撃しています。
1944年、P-38で偵察飛行中、
ドイツ軍の戦闘機に撃墜され、フランスの沖に墜落し、帰らぬ人となりました。
海中から引き上げられた、サン テグジュペリのブレスレット。
10代後半の頃、「人間の土地」を読んで、
2~3日口がきけないくらい、
大きな感動を受けて、それ以来、
とてもとても大切な一冊です。
Tweet