かわいひでとし日記
令和4年7月16日      安倍晋三暗殺事件      断ち切られた未来と繋ぐ未来
  
あの事件はネットニュースで知った。心肺停止と書かれていた。

全身の力が抜ける様な、血の気が引くような、重い脱力感に襲われた。

死亡が発表されるまでの数時間、ずっとテレビをつけたままにしていたのだけれど、

最悪の事態を伝えるニュース速報がいつ流れるかもしれないと思いながらドキドキして過ごした。

その一方で、きっと回復して、後日面白おかしくこのことを話してくれる様になるのだろう、

という期待も持っていて、安倍さんがあの笑顔で笑いをとりながら話してくれる姿を想像したりもしていた。

けれど、夕方になって死亡が発表される。

高橋洋一さんのツイッター、「ウソだろ?」が強く印象に残っている。

高橋先生はずっと安倍さんの相談役だった人だ。

短いツイッターで信じられない無念さが伝わってきた。


安倍さんには、三回目の総理を期待していた。

次のアメリカ大統領がトランプになり、トランプ-安倍で中国に対峙してくれると思っていた。

或いは安倍さんが後ろ盾になって高市総理、安倍外相兼副総理、という事を期待してもいた。

もう安倍さんが居ないと思うと、心底残念でたまらなかった。

1週間ほど、殆ど何も手につかない様な状態が続いてしまった。

本当にショックだった。

喪失感とともに湧き上がってきたのが怒りだった。

犯人に対する怒りは殆ど無く、テレビで見たあの、杜撰な警備に対する怒りだった。

「元総理」には通常、警視庁から二人のSPが着くそうだ。二人と言っても24時間交代なので、1人ずつになる。

その他の警備は地元警察の警備部が担当する。

要人が銃撃された場合、SPは要人を突き飛ばしてでも覆いかぶさって低い姿勢をとらせると言うが、全く何もしなかった様に見える。


ドナルド・レーガン大統領の銃撃事件
https://www.youtube.com/watch?v=31Q52_rc2IA



安倍元総理銃撃事件
https://www.youtube.com/watch?v=HjMtFQXPzpU



いくら怒っても、いくら嘆いても安倍さんはもう居ない。

残った人が頑張らなくてはならない。

そんな中、ひとつ驚く事が起こった。

岸田さんの目つきが変わったのだ。

反対意見も有ったという国葬もすぐに決めた。

原発再稼働も決めた。

そして防衛費上限撤廃を決めた。

まるで安倍さんが乗り移ったかの様だ。

岸田総理は国葬に決定した事について、

「我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく。合わせて、活力にあふれた日本を受け継ぎ、未来を切り開いていくという気持ちを世界に示していきたい」

と言ってくれた。

それだけでなく、国葬にする意義は外交だ。

安倍元総理への評価は日本国内より海外のほうが圧倒的に高い。

世界のトップが集まる中で「地球儀を俯瞰した外交」の成果を出して欲しい。

目つきが変わった岸田さんに期待してみる。

方向性が試されるのは秋の人事。

高市さん、岸さんの処遇に注目。




憲法改正に反対!?

アベガーの責任


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