令和4年1月8日 愛国 素朴な心根 |
日本国紀で大伴部博麻(おおともべのはかま)について読んだ時、 自然と久松五勇士を連想した。 まずは簡単な説明。 大伴部博麻は飛鳥時代の兵隊さん。 特に身分が高いとかではない、一般庶民。 詳しくはググってもらうとして、要するに、彼は戦争で捕虜となって唐に居た。 唐が日本を攻めるという噂を聞き、それを日本に知らせなくてはと、 自分を奴隷として売って、その金を遣唐使として来ていた日本人に渡して渡航費用とし、 日本に知らせてくれ、と託したという話。 約30年後に日本に帰った大伴部博麻は、持統天皇から勅語を賜った。 国を愛する気持ちを称えられたという話です。 これは実話の様です。 これを読んで連想したのが、日露戦争の時、 バルチック艦隊はいつ来るのか、どこから来るのか、日本が緊張して待っていた時に、 宮古島の漁民がバルチック艦隊を発見し、 それを通信施設の有る石垣島まで夜を徹して小舟を漕いで知らせに行った、という話。 このシーンは映画か何かで見たのを覚えている。 実際には、唐は日本に攻めて来なかったし、 バルチック艦隊発見の知らせは有名な信濃丸からの電信による知らせが早かった。 戦前の教科書には大伴部博麻の事が書かれていたという。 今の教科書には全く記載されていないようだ。 さて、現在、もしあなたが教師で、このことを子供に教えるとしたら、 なんと言って教えるでしょうか。 国の為に自分を犠牲にしなさい、でしょうか。 国よりも個人の命のほうが大事だから、マネしなくて良いというでしょうか。 そしてこの話を美談として伝えるでしょうか、バカげた行為として伝えるでしょうか。 軍国主義者のでっちあげだと一蹴するでしょうか。 故郷を想う純粋な気持ちの話として伝えるでしょうか。 自分としては、これは素朴な心根の話として、 自分の故郷を愛する純粋な気持ちとして、 美談として話をしたいと思います。 実際にそういう事が起こった場合は状況を判断して、 命を大切に、命を有効に使いましょうと言うだろうと思います。 こういう話と「軍国主義」とを絡めるのは「思考停止」だと思います。 自分の故郷です。 素朴で純粋な気持ちです。 https://www.youtube.com/watch?v=uq6gbBbeMJI 久松五勇士 - Wikipedia 大伴部博麻 - Wikipedia 愛国心はネトウヨ? |
コメントなどはツイッターやメールでお願いします
ツイート |