令和元年12月9日 いだてん
クドカンの真骨頂
大河ドラマでは珍しい現代劇。
クドカンの脚本。
そして、「真田丸」の訓覇 圭プロデューサー。
「あまちゃん」の井上 剛ディレクター。
音楽は「あまちゃん」の大友良英。
始まってみると、たいして面白くなかった。
史実に沿って進めなければならないストーリーは、
クドカンには向かないのだなあと思った。
しかし、大河ドラマの常、最初のうちはたいして面白くないけれど、
だんだん面白くなってくるのだった。
第16話
獄中での文七元結にはしびれた。
森山未來の渾身の演技。じーんときた。
現実の師匠との思い出と、落語の中のストーリーがオーバーラップする演出は、
クドカンの真骨頂。
落語の噺とストーリーをオーバーラップさせるのは、クドカンのライフワークの様なものだ。
思い出す、「タイガー&ドラゴン」などの作品。
こういうドラマを見るには、予備知識が必要になる。
昭和の名人と言われた、5代目 古今亭志ん生。
そして、「文七元結」、「富久」などなど、古典の名作落語。
日本初のオリンピック選手、金栗四三。
そして戦争のために中止となった幻の東京オリンピック。
嘉納治五郎の夢だった東京オリンピックは、加納の死後、
1964年に開催される。
そして2020年は、2度目の東京オリンピック。
その前の1年間、こうして東京オリンピックに向かって突っ走るドラマを見ることができた。
強く感じるのは、やっぱり昔の人は偉かった、ということだ。
無理をしてでもやり通す先人たちを見習いたいものだ。
早いもので、来週はもう最終回。
1年間ありがとうございました。楽しかったです。
こうしてテンポの良い現代劇を見慣れてしまうと、
来年からまた時代劇を見るのがかったるくなってくるなあ、、、。
「文七元結」今けーったよ
https://r4.quicca.com/~kawai/diary/0058.html
大河ドラマ
熱演から思う、本質と枝葉
大河ドラマはなぜこんなに面白いのか
許容範囲
イチゴパンツ
|