2018.02.21 エデンの東
愛を求める人々
小学生の頃、ジェームズ・ディーンに似ていると言われた。
自分で言ったのではなく、人から言われたんで仕方が無い、、、、。
はいはい、どーもすいません。
似ていると言ったその女性の先生が、「エデンの東」という映画が有ると言ったので、
その映画を観たのだった。
なんだか切なかった覚えが有るけれど、あまり良くは理解していなかったと思う。
自分も両親が離婚していたので、なんとなく共感を覚えた様な気もする。
先日、BSでその「エデンの東」が放送されていたのが録画されていた。
昔の映画だから、ちょっと退屈かもしれないと思いながら観てみたら、
最後まで一気に全部観てしまった。
デジタルリマスターというのは古い映画の強い味方ですね。
鮮明な画質で観る事ができます。
厳格な父親、父親の愛を求める息子。
兄弟とその彼女。
離婚して商売をしている母親。
そんな感じの映画です。
観ながら色々な事を考えてしまう映画。
誰かを愛するというのは、相手に与えるのではなく、相手から受け取る事でもある。
常に正しくあろうとするよりも、ちょっと弱い所を見せてしまうのは、
実は愛情を深める上で大事な事なのかもしれない。
そんな事を色々考えながら観てしまいました。
思春期の頃、友達と愛について話し合った事が有りましたっけ、、、。
愛ってさあ、見つめ合う事じゃなくて、二人で同じ方向を見る事なんじゃないかな、
なんて、そんな話をしたのを思い出します。
そして、誰でも知っているこの美しい音楽。
両親が離婚した、兄弟に嫉妬した、愛に飢えた、そんな思い出が有る人なら観てみてもいいかもしれません。
エデンの東とは、旧約聖書に出てくる、カインとアベル。嫉妬から弟を殺してエデンの東に追放されるというお話。
1955年、アメリカ映画。エリア・カザン監督、ジェームズ・ディーン主演。
https://www.youtube.com/watch?v=h1fOFlG5b2w
|