かわいひでとし日記

 

 

 

 

 

 


 

2017.06.03         弱きを助け、道の真ん中でガッツポーズをする

                                             弱いもの好き



昔、だいぶ昔なのだが、1時期、競馬にハマった事があった。

毎週競馬場に行っていたのだった。

まずあの、競馬場の、キレイで広くてのんびりも出来る環境が好きだった。

そして、なんというか、マズウマというのだろうか、

売店で売っている食い物がなんだかみょーにうまかったのだった。

焼きそば、ホットドッグ、おでん、タコ焼きなどなど、、、。


自分はお金を儲ける才能は無い。

というか、儲けるどころか、お金を計算する事すらできない。


馬券を買うのも、なんだか結局は「ロマン」だけで買ってしまうのだった。

なので、殆ど当たった記憶が無い。


そんな感じで競馬に行っているうちに、一頭、好きな馬ができたのだった。

いつも勝てない、どーしよーもない馬だった。

逃げるタイプの牝馬で、最初は先頭を走っているけれど、

最後はビリになるのだっ た。

その馬の馬券を買い続け、大損したのだった。

そういうわけで、ギャンブルというよりは、

スポーツ観戦だったり、ピクニックだったり、ロマンだったのだ。


でもねぇ、

実は、その馬が2着になって53倍の大当たりをした事が有った。

一度だけ。

道端でラジオを聴きながら、飛び跳ねて大喜びしたのだった。

その日は競馬場には行っていなかったのだけれど、

道の真ん中でガッツポーズを して大興奮したのだった。

すんげー興奮したのだった。

たしか、15万円くらいになったのだった。

53倍で15万ということは、3000円買っていたということだ。

というより、よくぞ1000円ではなく3000円買っていたと言いたい。

どーせ当たらないと思ったら、1000円しか買わないだろうに、、、。

1000円ではなく3000円買ったのが、その馬に対する愛なのだろう。

それに、5万当たるのと15万当たるのではえらい違う。

友達にメシをたらふくおごったのだった。

たったの1回だけ、そんな事が有ったけれど、他は全部ハズレで大損して、

中山競馬場から駅まで歩く足取りの重さ、ダルさを良く覚えている。

そのうち競馬場には行かなくなってしまった、、、、。



なんだか自分は、儲からない事が好きなようだ。

弱い選手が好きだったりする様だ。

 
 


 

 


 


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