かわいひでとし日記

 

 

 

 

 

 


2015.06.12     先進国でございます      法より優れた制度って無いのだろうか


みなさん、貧乏した事ありますか?

たまに若い人間に聞いてみると、有る、というのだけれど、

よくよく聞いてみると遊ぶ金が足りない程度の話だったりするの事が多いのだけれど。

こんなに豊かになったと言われていても、

自分の様な貧乏人よりもっともっと貧乏な人がたくさん居るのですね。

先進国でございますといいながら、ホームレスがいたり

極貧の人がたくさんいるこの国、、、。

気が滅入りますね。


やるせない気持ちになる記事が有りました。

強制退去の日、娘を殺害
http://mainichi.jp/select/news/20150612k0000m040154000c.html

これを読んでの感想は人によって様々なようだ。

罪の無い子供を死なせたところに注目する人。

貧困に注目する人、

制度に注目する人、

それぞれの感想が有ると思う。

https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Fselect%2Fnews%2F20150612k0000m040154000c.html


自分はこの記事を読んで、すぐ思ったのは、

役人の体質についてだった。

何度も思った事が有るのだけれど、

要するにあいつらは、ただただ、5時になったら帰りたいだけ、

面倒が自分の手を離れてほしいだけ、なのだ、ということ。

これは何度も実感した事だ。

生活に困っている人が役所に行って相談出来る様になっているけれど、

行ってみれば解ると思う。

要するに、面倒を自分の手から離したいだけなのだ。


これは想像でしかないけれど、

鍵を開けて中に入ってその光景を見た役人が思ったのは、

これで片が付くと思っていたのに、面倒な事をしてくれた、

だったのではないだろうか。


それぞれのセクションがそれぞれに、とにかく自分の所にある面倒をどこかに押

しつけたいと思っているだけなのだ。


法律や条例で決まっているから、という強い味方が有るから、

良心も正義も何もなく、ただ決まっているから、片づけたいだけなのだ。


このケースは法を逸脱するかもしれないが、高度な判断を上司に求めるべきでは

ないかという事を出来ないものかと思うのだ。

しかし、出来ないでしょう。

そんな事を言われた上司も上層部も、本庁のキャリアも、とにかく面倒はごめんだ、

としか思っていないのだから。


しかし現場の役人を責めたって仕方がないのだ。

公務員になろうと思った人たちなのだ。

公務員は法を守って権限を逸脱しないでやるしかないのだ。



そんなふうに考えていくといつも行き当たるのは法治国家って、

ベストな方法ではないんだな、ということだ。

超法規的措置を間違いなく公平に出来る仕組みは無いのだろうか。

民主主義とか法治国家とか、小学生みたいな事を言っていないで、

もっと、超高度な英知を実現出来ないのだろうか。

全くの妄想でしかないけれど、道徳とか正義とかが支配する制度というものを、

誰かものすごく頭のいい人が考えてくれたりしないだろうか。

突拍子もない考えだと思われるかもしれないけれど、凡人にはとても考えつかない様な、

何かもっと本質的な社会のしくみというものは無いものだろうか、と、思うのです。

思うだけで、どうしたらいいかなど、さっぱり解らないのだけれど、、、、。


しかしこのケース、もし行政が何かの支援をするとしても、

例えば家賃を何年か待ってあげるなんて言われてもね、

それって、どんどん借金が増えていくだけなんだよね。

ここまできたら、もうほんとに、内緒で棒引きにしてあげるかなにかしないと、

実際には前進できないと思うんだよね。

でも行政はそんな事できない。

何か方法は無いものだろうか、、、、。

何か制度を作っても、悪用する人間が居るからどうにもならん。

家賃が払えなくなって、追い出されるってのはほんとにきついと思います。

ほんとに、やるせないですね、、、、。

遠い未来、人類は超高度な英知を手にする事が出来るのだろうか、、、、。

千葉地裁で12日に判決が出るのだそうです。

 

追記

千葉県銚子市で長女(当時13)を殺害したとして、殺人罪などに問われた松谷美花被告(44)に、千葉地裁は12日、懲役7年(求刑懲役14年)を言い渡した。生活に困って家賃を滞納し、県営住宅明け渡しの強制執行日に起きた事件。佐々木一夫裁判長は「結果は重大だが、被告は精神的に追い込まれ、突発的な犯行でもあった」と述べた。

 判決によると、松谷被告は昨年9月24日朝、県営住宅の自室で、寝ていた長女可純(かすみ)さんの首をはちまきで絞め、窒息死させた。

 5日間にわたる裁判員裁判などで、事件までの経緯が明らかになった。

 被告は中学2年だった可純さんとの2人暮らし。給食センターでパートとして働き、児童扶養手当などを合わせても、月の収入はおおむね11万~14万円。時期によって極端に少ない月もあった。

 2012年途中から家賃を滞納。可純さんの中学入学の準備のため、13年2月ごろヤミ金に手を出した。可純さんにはバレーボール部のジャージーやシューズ、アイドルのグッズなどを買ってあげた。

 強制執行日の昨年9月24日朝。同じ布団で寝ていた可純さんの首を、はちまきで絞めた。数日前にあった体育祭で可純さんがしていたものだった。地裁支部の執行官らが室内に入ったとき、被告は可純さんの頭をなでながら、体育祭で活躍する可純さんの映像を見ていた。
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朝日新聞社


 


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