かわいひでとし日記
令和5年7月15日      人類はなぜ進歩しないのか      経験不足
  
何千年経っても人類は進歩していない。

技術が進歩すると人間自体のレベルが下がり、結局進歩しない。

江戸時代や明治時代の人達の能力の高さには驚かされる。

現代を生きる人間の倍くらい高い能力を持っていた様に感じる。


人類が進歩しないのは、人間の寿命が50年か100年しか無いからだろうと思う。

もし300年くらい有れば、随分進歩するだろうと思う。

100年未満では色々な事を悟ったか悟らないかのうちに死んでしまうのだ。

老人が死んで、若者が誕生すると、それまで老人が培ってきたものはパーになり、

また若者がゼロからやり直すのだ。

知恵を次の世代に引き継ぐ、などと言うが、これが難しい。

だから何千年経っても人類は進歩しないのではないだろうか。

これが科学技術などならまだ次世代に伝えやすいが、精神的な人間の成長の様な分野だと、

なかなかどうして、机上の空論になってしまって、

本人が体験しなければ生きた知識にはならないのだ。

世代交代する度にまたゼロからやり直している。


さらに、人間は神ではなく、何でもできるわけではない。

理数系は得意だが文系は不得意とか、

英語が得意な日本人が日本の事を知らないとか、

自分の狭い世界の事しか解らないのが人間だ。

中には少しだけたくさんの知恵をもっている人も居る。

けれどそれを次世代に伝えるのは至難だ。

それは知識と教養が違うものだからではないだろうか。


経済界の人間は経済にしか興味が無く、楽して儲かるほうに流れてしまって、

国や文化を破壊してしまう。

学者は自分の分野の中の、さらに自分が関心が有る事だけを研究して満足している。

技術者は優れた技術を開発するがそれが人間にどう作用するのか、

世界がどうなるのか、までは考えが至らない。


ネット通販やネットでの予約システムなどを使っていて、

非常に解りにくいと思った事が何度も有る。

こういうシステムを開発する人って、理系の人と文系の人が

ペアになって仕事をしないとダメなのではないか、と良く思った。

作った本人だけ解っていて、初めて使う人には良く解らなかったり、

知らない人でも解るように作る、という能力は、

違う性質の人間二人がペアになっていないと作れないのではないか、と思う。

これはどんな仕事にも言える事かもしれない。

ただ、そんな事をすれば人件費が2倍になってしまう。

色々なお店や会社のサービスなどをよくよく見てみて欲しい。

本人たちだけ解っていて、お客にはさっぱり良く解らない、

というものは多いのではないだろうか。


要するに人間というものは能力が低いのだ。

マイナンバーカードすらまともに設計も出来ないのだ。


昔は量販店などに行くと、どのフロアにも「超ベテラン」が居て、

何を聞いても即答してくれたものだったが、

今は何を聞いても「少々お待ちください」と言って誰かに聞きに行き、

結局解らない、なんて事が良く有る。

昔は「終身雇用制」で、みんなが一つの職場に長く勤めたから、

その仕事に対しての知識や経験が豊富な社員がたくさん居たのだった。

そういうベテランが新入社員とペアになって教えながらトレーニングすれば、

どれだけ良いだろうと思う。

ベテランが居ないからマニュアルを作り、結局良く解らないまま仕事をしている。

寿司屋で10年も修行するのはアホだ、半年もやれば覚えられる、と言った人が居たが、

まあ10年というのは大げさかもしれないが、経験を積むというのは仕事の能力に直結する。

寿司の作り方だけではないのだ、変な客が来た時のあしらい方からネタの見極め方から、

色々なイレギュラーな事を経験するには時間が必要になる。


職場に長く勤めない、年長者、経験者の話を聞かない、

知識だけ得れば経験など不要と思っている、など、

こういうところが人間が進歩しない原因なのだろうと思う。

だから学校の先生も人生経験を積んだ年配の人がやるべきだと思う。


一口に年寄りと言っても色々居て、どうしようもないのも居るけれど、

きちんと経験して人格も形成された年寄りの言う事はきちんと聞くべきだ。

人類が進歩するには、長生きする事と、年寄りの言う事を聞くことだ。

人間は経験しないと進歩しないのだ。



ベテラン店員さん

アントワーヌ・ド・サン  テグジュペリ

『精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる』

修行の機会      人生のアクセント


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