かわいひでとし日記
思うこと、こころもち、脳内風景


2014. 09.30  真横の男

 

その、内田けんじさんが、アメリカで勉強してから数年ぶりに日本に帰ってきて

みたら、携帯電話というものが普及していた。


街中で大声で電話している人がたくさんいて、ちょっと驚いたのだそうだ。

一番驚いたのは、「今どこにいるの?」という会話だったとのことだ。


電話というものは固定電話しか無かったわけで、電話した相手に今どこにいるの

かと尋ねる不思議さ、、、、。




それがヒントになって作った映画だそうです。


かれこれ10年くらい前に観て、その面白さにひどく感心してしまったのでした。


内田けんじ監督

運命じゃない人


そんなにメジャーじゃない映画なので、もしかして観ていない人がいたら、と思っ

てご紹介です。


なんか面白い映画ない~? 

っていう時に是非どうぞ。強くおススメ。

この映画、低予算映画なのだけれど、その「構造」がとてもとても面白い。

途中から「!」です。




時の経つのは早いもので、この映画が出来た頃はまだ、メールよりも電話だった

のですね。

女をナンパする時には必ず電話番号を聞き出すのが使命だった時代。

時代つっても、つい10年前の話なのだが、、、、。


その電話番号を聞き出すかどうかが運命の分かれ道なんだと力説する

神田のセリ フにハッとした。

その神田役が、山中聡さんなんだな、これが、、、。






、、、、、、、、。





あのねえ、この前、電車の中でびっくりしたんですよ。

普通、吊革につかまって立っている時って、窓の方向いて立ってますよね。

その男は、窓から90度、真横を向いて立っていたのであります。

斜めとかじゃなくて、ほんとに90度の真横を向いて立っていたのであります。



なななな、なんだ、と思って良く見たら、その視線の先にはかわいい子が、、、。


あー、かわいいなーと思って気にいっちゃったのね、なるほどー、、、。


だけど、そこまで露骨に真横向いて立たなくても、、、、。



と思っていたその時、

見られていた子が向こうへ歩いて行って、席に座った のでありました。


すると即座に、

その真横を向いて立っていた男は、

そう、即座にです、


歩いていって、その子の隣に座ったのであります。


下品、とか、露骨過ぎ、とか、そういうのを通り越して、

私はその、真横の男を 尊敬しました。


偉いですねえ。もうホントに尊敬しました。心底尊敬しました。


あすこまでは、なかなか出来やせんぜ、だんな。



見習ったほうが良い人も多いのでは?


しかし、

あまり下品にならないようにお気を付けあそばしておくんなすっておく んなせえ。




じゃからスマホなんか見とる場合でないと言うとろうもんねー。

 

運命じゃない人



 


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