かわいひでとし日記
思うこと、こころもち、脳内風景


2014.08.06    トップニュース

 

昔々、多感な少年だった頃、たくさんの本を読んだり、色々な雑誌を読んだりした。

何の雑誌だったか忘れたけれど、羽仁五郎さんの記事を良く読んだのを覚えている。



あの頃は、識者とか文化人とか言われる人はみんな左寄りだったりしたもので、

左寄りが偉いみたいな風潮があったと思う。

まあ、右でも左でも、羽仁五郎さんの書いた事で色々勉強になった事は確かだった。



その中で、ニュースを読む時は、過去か未来か区別しなさいというのが有った。

例えば事故が起こって人が死傷したというのは過去のニュース、

新しい技術が開発された、とか、こういう法案を提出する動きが有るとかいうのは未来。

未来のニュースを気にしなさいというものだったと思う。



もちろん、細かく考えればみんな未来なのだとは思うけれど、例えば事故の原因は

何だったのか考えてみると、これからの世の中のあり方を考え直さなければならない、

などなど。



最近、ニュースを見て、げんなりする事が多いんです。

夜のメインのニュースのトップが、どっかのアホが人を殺したとか、

ドラッグで事故を起こしたとか、、、、なんか違う気がするんだけどなぁ。


人命が尊いというのと、トップにするべきニュースの要素みたいな事が

ゴチャゴチャになっていると思う。


ドラッグで事故を起こして何人も死傷した、危険なドラッグが野放しにされている、

という問題は大きな問題だけど、ほんの一握りの人間が馬鹿な事をやったというニュースと、

戦争に発展するかもしれないとか、戦争が起こったとかいうニュースと、

どっちがトップにすべきニュースなのか、、、、。



ただ、さすがに大事故ともなればトップでも仕方がない。

セウォル号のニュースを見た時には、もうほんとに、なんちゅー事したんだ、と思いましたよね。

その場に留まれというアナウンスさえしなければ

どれだけ助かったのかと思うと、

やるせなくなります。たくさんの高校生が、、、、。



だけどさー、ふられたから殺しただの、ラリって車運転して大事故起こしただの、

もう、馬鹿すぎてトップニュースではないと感じますねぇ。

NHKの「ニュースウォッチ9」に声を大にして言いたいかも。
(毎日録画されていて、帰宅してからリモコン片手に見るのでござるよ。ほとんど早送りだがね)




さて、この事を考えてふと、思いました。

こんな貧乏人にとって、国際情勢や国内政局がそんなに重大なのか。


何言ったって政治が聞くわけでもなし、明日の生活の心配してる人間が国際情勢?


何が国際情勢じゃ。町人の分際で

ん~。


ん~~、、、、、。


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